モールテックスの保護剤について実験してみた(後編)
仕上げた見本で実験をしてみました。
前編からお読みください↓
まずは水滴を落とします
左からフィニッシュSA、レペルオイル、オイルモールテックス、何も塗っていない部分。
下半分にはビールワックスを塗りました。
一番右下はラナパーという木や革製品に使っている保護ワックスを塗っています。
右上の何も塗っていない部分以外、どれも見事に水をはじいて玉になっています。
見本の板を傾けて水滴を流してみました(動画)
ビールワックスを塗った下半分は「スッ」と水が流れていきます。
左上のフィニッシュSAはなんとなく残る感じがしました。
レペルオイルが一番撥水効果が強そう。
結果発表
3種類のオイル系保護剤を使ってみた結果、私たちは色の変わり方、コテ跡の出方、汚れ、水染みの出来にくさの総合的な判断で「レペルオイル+ビールワックスの重ね塗り」で仕上げていく事にしました。
実験の続き
輪染みをつけるため、濡れたコップを置いてしばらく放置。
様子をみます。
画像中央に若干の染みの跡ができましたが後に乾きました。
浸透性の分、完全なモールテックスの保護は出来ないようですが、日常使いでは問題ありません。また、このオイル系保護剤はメンテナンスフリーではなく、年に何度かお手入れも必要になります。ちょっと手間はかかります。その分、長年使っていく楽しみだと思っていただけるとありがたいです。
店内では実際にモールテックスに水をかけたり叩いたりしていただけます。
是非、ご来店くださいませ。
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