フロートタイプのTV台が完成です

モールテックスのオリジナル商品から最近特に問い合わせの多い、フロートタイプのテレビ台。

家具と建築の間に入る様な存在なので、結局、家具屋に頼むの?住宅会社に頼むの?となってしまい実際取り入れたくても採用しにくい方が多いのでは?と思っています。

ちょうど今回、見事に納まった住まいがありますので、ご紹介していきます。



弊社で取付工事の場合、住宅会社さんで取り付けていただける場合、どちらにしても注文・取付の前に準備と現地確認が必要です。

逆に言えば、事前の準備がしっかりしてあれば、全国、どこの方でも弊社のフロートタイプのテレビ台が購入可能です。


取付前の確認事項は3点

①壁の下地について

一番重要な壁の補強です。

通常、住宅の内装壁は石こうボード(プラスターボード)で仕上げられています。字のとおり、石こうの粉を固めたもので出来ていますので、耐火性能に優れますが、その壁には重い物を固定する事はできません。ラフィンゲートでは、フロートタイプのテレビ台を壁につける場合、家具の背面にくる部分全てに柱2本以上で固定されたコンパネ相当の木下地を推奨します。

コンパネ以外の方法では、胴縁がきっちりネジで固定できる位置に入っていれば大丈夫かと思います。

またはクロス下地用合板でも良いと思います。


②電気の配線について

壁掛けテレビの場合)配線が一度壁の中に入り、どこかに出る様になるかと思うのですが、その配線の出口がテレビ台の上に出るか、下に出るか、テレビ台の中に出すのか。きっちり指示してください。


③壁の仕上げ状態について

テレビ台を付ける面にタイルやエコカラット等貼る場合は段差が出来ない様に注意してください。

厚みの分、ベニヤ等を貼って壁を平らにしてください。

もし、「段差が出来ない様に全面にタイル貼って置こう」と別案も出るかもしれませんが、NGです。タイルの上から固定するにはタイルに穴を開ける必要がありますので、非常に難しく、耐荷重も下がります。

その他)

  • 実際にはテレビボードの外寸より1~2センチ内側までタイルを貼る様にすると納まりが綺麗です。
  • 厚みにばらつきがあるタイルを使用する場合は、テレビ台取り付け後に貼る方法をおすすめします。


以上3点、まとめると

①下地はコンパネ
②電気の配線位置を指示する
③タイル等で壁に段差が出来ない様にする


理想の状態が下の画像のような状態です。

ここまでしておくと、実際の取付がスムーズです。

弊社でフロートタイプのテレビボードをご注文のお客様には事前に施工前の指示図面をお造りできますので、現場の方へお渡しください。直接伝えにくい場合などは、住宅施工会社様から直接弊社まで電話していただいても大丈夫です。

フロートタイプは見た目もよく掃除もしやすいので、検討される方も多いはず。

施工費が追加になって旦那さんに「高そうじゃん!」と言われても、営業担当さんに「え?」と言われても、大工さんに「フロートって?何?」と言われても、どうか諦めずに自分の好きなものを取り入れて行ってほしいと思います。

そのために出来る事はお手伝いしますので、お気軽にお問合せください。


すでに完成した住まいにフロートタイプのテレビ台を取り付けたい方へ

在来工法であれば、位置、サイズに範囲が決められてしまうかもしれませんが、取付出来ます。

その他の工法、マンションの場合、壁の下地があるか、下地の追加できるかを確認していただく必要があります。下地の追加となると大がかりなリフォームになるかもしれません。しっかりとした事前確認をお願いいたします。

言い換えると、10年後の話だとしても、壁掛けテレビやフロートタイプのテレビ台を希望の方は新築やリフォーム工事の段階で用意して置くのがベスト!という事です。



取付後のご了承事項

実際、固定用金具のカタログ上で耐荷重100㎏の状態で施工しても、あくまで理想値です。

金具メーカーも弊社もその点を保証する事はできません。

元気なお子さんが飛び乗ってしまうかもしれませんし、晩酌で飲みすぎたご主人さんが腰かけてしまうかもしれません。足の無い家具である以上、使用する中で注意は必要な事、ご理解くださいませ。


と、そんな形で納品が完了したフロートタイプのテレビ台がこちらです。



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